DES(デット・エクィティ・スワップ)。 会社の登記

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DES(デット・エクィティ・スワップ)。 会社の登記

DES(デット・エクィティ・スワップ)とは、債務の株式化を図る手法のことです。

会社に貸し付けている債権(会社にとっては債務)を資本に振り替える(負債と資本の交換)テクニックです。

負債が減少し、資本が増加することになるわけですから、自己資本比率は高くなります。

登記手続的には、貸付金という債権(財産)を現物出資し、新株を発行するという新株発行の手続きと考えることができます。

DESの手法は従来からありましたが、検査役の調査等手続きが煩雑であり、あまり利用されていませんでした。

しかし、平成18年5月の会社法の施行により、すでに弁済期限が到来している債権で、債権の評価額が帳簿価額を超えない場合には、検査役の調査が不要となっています(会社法207条第9項)。

資本構成が是正され、金融機関の評価も向上し、資金調達の円滑化が期待できます。
かなり使い勝手が良くなったこのスキームを、是非ご利用下さい。