過払い金請求

  • HOME
  • >
  • 過払い金請求

過払い金返還請求について

過払い金とは

利息制限法を超過した、いわゆるグレーゾーン金利(15~18%を超えた金利)で、5年~7年くらい貸金業者と取引を継続していた場合、もしくは、借金を完済している場合は、貸金業者に対して本来支払うべき金額以上のお金を返済している可能性があります。

このように、貸金業者に余分に支払ったお金のことを過払い金と言います。

余分に払いすぎてしまったのですから、その分は返してもらわなくてはいけません。
これが、過払い金返還請求です。
貸金業者との立場が逆転することになります。

過払い金を取り戻す方法

今までの取引の詳細を、個人で把握することはとても難しいことです。
通常、自分がどんな取引をしていたかのデータを持っている方はいません。

そのため、過払い金発生の有無を調べるには、まず、貸金業者へ、過去の取引履歴の開示を請求します。
通常の貸金業者であれば、1~2ヶ月で、取引履歴を開示します。

そして、開示された取引履歴を元に、法定金利で引き直し計算を行います。
計算の結果、過払い金が発生している場合には、貸金業者に対して過払い金の返還を請求します。

ここで注意が必要なのは、個人で取引履歴を請求すると、過払い金の半額で和解させられたり、本当は過払い状態なのにそれを隠して、0円で和解させられたりする場合があります。
安易に個人で話を付けず、必ず専門家にご相談下さい。

自分で過払い金を請求できる?

貸金業者に直接請求して取り戻すことも不可能ではありませんが、満足な金額が戻ってくることは、まずありません。
ほとんどは、半額以下に減額するよう求めてくるでしょう。

また、業者によっては、本人からの請求には応じないケースが増えています。
こうした業者には、訴訟を提起しなければならないことがあります。
是非、斉藤司法書士事務所にご相談下さい。

グレーゾーン金利

利息制限法(18%)と出資法の上限金利(29.2%)の間の利息が、グレーゾーン金利と呼ばれています。
利息制限法を越えて、払い過ぎたグレーゾーン利息分を差し引き計算して、返済金額の減額や過払い金の返還を請求します。

過去10年以内に完済したことのある方へ

過払い金は、現在、貸金業者と取引している方だけに発生する訳ではありません。
むしろ、完済してしまった人の方が過払い金が多くもどってくることになります。

平成22年までは、20%以上の高金利で取引することが認められていたので、この時期までにキャッシングを行っていた方は、過払いになっている方が多いと思われます。

・消費者金融(アイフル・アコム・プロミス・ディック・アイク・CFJ・レイク・シンキ など)
・クレジットカード(イオン・ニコス・オリコ・ジャックス・丸井・エポス・ゼロファースト・百貨店のカードなど)

これらのカードでキャッシングを利用していた方は対象となります。

既に借金を返し終わった方でも、最後に返済してから(取引の最終日から)10年が経っていなければ、過払い金を請求することができます。

「借金は既に支払ってしまったから、私にはもう関係ない!」という方も、昔の借金を思い出し、10年が経過していなければ、お金が戻ってくるかもしれません。
是非、一度ご相談下さい。

■注意点
過払い金返還請求の対象は、信販系カード・クレジットカード・消費者金融などの貸金業者からのキャッシングでの借入が対象になります。
金利の低い銀行ローンや住宅ローンなどは、過払い金返還請求の対象になりません。

過払い請求の手続きの流れ

1司法書士との面談

まずは、事務所にお電話下さい。
おおまかな内容をお聞きしてから、面談の予約を取ってください。
債務整理をするためには、相談者の家計の状況や債権者との取引内容など詳細な情報を把握する必要がありますので、司法書士が直接話を伺います。
面談により債務整理(任意整理)、自己破産、民事再生など債務整理の方針を決定します。

2受任通知の発送

受任することが決定すれば、受任通知を各債権者に送付します。
この受任通知の送付により、本人への請求が禁止されます。
(取立の禁止)

3取引明細の開示

受任通知を送付すると、貸金業者が、取引履歴(今までの取引の明細)を開示してきます。

4利息制限法に基づく引き直し計算

貸金業者が開示してきた取引履歴を使って、過去の取引を法定利率で計算し直します。
取引の期間か長ければ、借金の残高が少なくなったり、過払いになることがあります。

5過払い金返還請求

過払金額を確定して、貸金業者に過払金を返還するよう請求します。

6和解契約の締結・訴訟提起

返還する金額や時期など、業者と話し合いが成立したら、和解契約を締結します。
金額が折り合わない場合は、依頼者の希望により、訴訟を提起します。

7過払い金返還

業者から、過払い金が返還されます。

貸金業者の資金力が弱まってきています。
よって、訴訟になった場合は、強力な反論が予想されます。
この場合、返金まで半年から1年くらい要することがあります。

よくある質問

Q もう返済は終わっているのですが、請求できますか?

次の条件をクリアーすれば請求可能です。

1、最終取引日(最後の返済日)から10年間以内であること。
2、キャッシングであれば、ほとんどは該当しますが、利息制限法を超える高利息で返済していた場合。

Q どのくらい取引をしていると、過払い金が発生するのですか?

5年前後取引をしていると、残債が「0」になったり、過払い状態になり始める方が多いです。

取引していた金利の高さにより例外もあるので、これより長い取引で過払い金が発生していない事例もありました。
いずれにしても、高金利で弁済を続けていた方は、5年くらい取引しているならば、返済額が大幅に減少します。
当事務所にご相談下さい。

Q 業者に過払い金返還請求すると、家族に何か迷惑がかかりませんか?

過払い金返還請求をしても、業者からの嫌がらせはありません。
また、過払い請求では、家族がブラックリストに載ったりすることもありません。

Q 自分で請求できる?

請求すること自体は可能ですが、満額が帰ってくることはまずありません。
大幅な減額を求められるか、あきらめるよう説得されます。

満足する金額を取り戻すには、訴訟に持ち込む必要がありますが、訴訟の方が金額はもちろん、返還までの時間すら早くなる可能性が有りますので、当事務所にご相談下さい。
過払い金を取り戻しましょう!

Q 過払い請求するとブラックリストに載るの?

債務の返済情報を登録・管理している組織として、信用情報会社というものがあります。
返済が滞ったりすると、この信用情報に事故情報が記載されて、その後の借り入れなどに影響が出ることになります。

しかし、過払い請求を行ったことで、ブラックリストに載ることはありません。
ご安心下さい。

家族がローンが組めなくなったり、カードが作れなくなったりする事もありません。
まして、子供の進学に影響が出ることはありません。

Q 過払い金返還請求をすると、二度とローンを組むことはできない?

業者に対して過払い金返還請求をしても、個人信用情報機関(ブラックリスト)に登録されませんので、これが原因でローンが組めないと言うことはありません。

その他借金問題

債務整理(任意整理)

詳しく見る

住宅ローン

詳しく見る